サービスの中核

◆田舎時間した日:2003年8月30日〜2003年8月31日
◆作業内容:葉タバコの葉摘み
◆訪問場所:山形県上山市
今回のホームページ↓
http://www.inakajikan.com/10-schedule.htm
今回のアンケート結果はこちら↓
http://www.inakajikan.com/q200308.htm

以下の参加者のコメントが面白いですね。

◆おじちゃん、おばちゃん達とお話するのが楽しかった。はじめて見るもの、食べる物がたくさんあった。たった1日でも農作業をしたことで、(こういう作業を毎日やるってどういうことだろう...)とか、考えさせられた。本当は好きじゃない味のものでも、感謝して食べようと思って食べると、美味しかった。平吹さんちで頂いたごはんは、ほんとうの「ごちそう」だと思った。何でも「本当の・・・」ということは、体験してみてはじめてわかるんだと思った。

◆やってみてはじめてわかることが沢山あった。それが単純に面白かった。葉タバコの花を採る理由、日本のタバコの葉の自給率、田んぼじゃなくて葉タバコが良い収入になる理由...といったお話しから戦時中のお話まで、つらつらと聞かせてもらいながらの農作業は楽しかった。同じ単純作業でも、パソコン入力だとイライラすることが多いのに、農作業だと充実感があるのは、なんでだろう、と思った。

今回のアンケート結果で興味深かった点は以下の2点。

1. 農家とのコミュニケーション、食事の事前期待の過小評価
【農家の人とのコミュニケーション】【食事(受入れ側と一緒に)】【農家の家庭料理】が、参加前の期待から、参加後の期待は大きく評価を伸ばしています。何度も参加している私は、これらの価値が高いという事をよく知っていますが、都会に住んでいる人間は、これらの価値が自分にとって高いという事を知らない人間が多い、という事ですね。つまり、あまり期待していなかった=体験したときの感動が大きい、という事であり、サービスの中核とする事ができます。

2. 上山市全体の評価が大きくわかれる
評価がわかれる理由は、アンケート回答者にとって、今回の高い満足感を得た田舎時間体験が、「山形県上山市の印象」に影響したかしないかで変わるからです。つまり、田舎時間体験→楽しかった・感動した→山形県上山市は楽しくて感動できるところだ、となる場合がある、という事ですね。田舎時間的なサービスを、上山市のブランド戦略の中で重要であると位置付ける事ができると思います。