【穴水】キリコ祭りに参加してきました

9/22〜24で、穴水のキリコ祭りに参加してきました。


今回は、地元の人達に混じってキリコと呼ばれる山車を担ぐのが、メインイベント。キリコ祭りはいわゆる「豊穣を祝う祭り」で、この時期には、能登半島の集落毎に行われています。

僕達が今回お世話になったのは、岩車という集落。
世帯数は全部で90戸ほど。
祭りには、5基のキリコと神輿が出ます。

夜の8時頃、祭りがスタート。

氏神様の御神体が船に乗って海から集落に到着します。
その御神体を御神輿に乗せて、5基のキリコと御神輿の計6基で、集落の一軒一軒をまわります。

各戸では、家先に提灯を灯し、その家の家長と奥さんがお米とお酒、御布施を用意して出迎えてくれます。

各キリコは、各戸の前で停止し、御布施を頂戴して挨拶をして、また次の家までキリコを曳いていきます。

最後に、丘の上のお宮までキリコを担ぎ上げて終了。終わる頃には、午前1時を回ってしまいます。

キリコには、小学校低学年ぐらいまでの子供が乗り、大人から担がれています。子は社会の宝と言いますが、まさにそれを表しているような感じです。小さな子が小さなハッピを着て、キリコに乗っている姿は、本当に宝モノのようです。

道中とても長いので、時々日本酒が一升瓶のまま回ってきます。それを順番にラッパ飲み。いつの間にか汗だくになりながら、キリコを介して皆が一体になり、かけ声を掛けあっていました。

祭りの後、急に、集落のおじいちゃんやおばあちゃんから声を掛けられるようになりました。
「おまいさんたち、東京からきなすったかね?」
「ほーか、ほーか、ここはどうだいね?ええとこじゃろ?」
「来年もよかったら、またきておくれなさいね。」

地元の新聞にも掲載されました!