北澤農園でお手伝い

先週末、紅葉と初霜がおりた上山にお邪魔してきました。
まずは、毎年新聞トップで干し柿の写真を飾る北澤農園(北澤久敏さん)でのお手伝い。

丁度、北澤さん親子が今年最後の干し柿を吊るしているところを見学させて頂きました。
下の写真は今年一番の干し柿。今年も甘くて中はとろとろです。

上山は、平種無柿と紅柿。ともにこの地域では渋柿しかならないのですが
干すことで渋みが消えて甘く感じる。

成分はまったくかわっていないらしいのですが
人間の舌が渋いと感じたり、甘いと感じたり、水分の度合いで変化するようです。
不思議ですね。

そんなことを北澤さんご夫妻とお話していたら、もうお昼の時間。

食卓には、北澤さんがつくられた山形県売り出し中のブランド米「つや姫」が!
まさかこんなところでご対面できるとは!

まだ限られた農家さんでしか生産できず、生産農家さんですら備蓄が制限されている貴重なお米。
米粒が大きく、キラキラ光っています。
美味しいのは言わずもがなですね。

さて、午後の作業はホップ畑のツル紐を付ける作業。

単純作業のようにみえますが、棚の高さは3メートル。
100メートルの長さを70〜80センチメートル間隔で紐を結んでいきます。


あっという間に日が暮れてしまいました。

北澤農園は、すべての柿の皮をむいて、紐に括りつけて、干し柿が熟すのを待つ間、
「ここ数日はほっとする時間」です。
ラ・フランスと、温水に24時間浸して渋みをとった生柿を味わいながら
北澤ご夫妻と温かい一時でした。