P2第5回議事録:ウィークエンド・ノウフ


今回だいぶ煮詰まりました。次回はついに組織づくり(仕組みづくり)に入ります。
キャッチコピーは「ウィークエンド・ノウフ」に決定。

AGENDA 1 キャッチコピー

■誰に伝えたいのか?(primaryに決めよう)
年齢: 20〜30前半の男女
居住地: 東京圏内
職業: 会社勤め
性格: 100%仕事人生で、今ハッピーでない人。疲れてる人。モヤモヤしてる人。
経験: 田舎時間に行ったことがない人。

■田舎時間企画は、その人達に何を提供できるのか。
別の日常を楽しむ
食を五感で味わう/知る/関わる。
自己の再発見、自分が何を大切にしているか。

■キャッチコピーの原則
1 creative 1 message。 言いたいことを一つに絞る。全部入れすぎようとしない。
かつ、田舎時間を差別化する。例えば、自己の再発見なら、なぜTSUTAYAでビデオ借りるのではなく、田舎時間でないとダメなのか。
感情に訴えかける。

■今まで出たもの
公平に流れる時間
朝五時起床、田舎時間
5時起床、田舎時間
土曜朝五時から日曜夜七時までの田舎時間
東京脱出
電波からの逃亡
コンクリートから土へ、電波から@@へ
田舎発見隊
無農薬がわかるらしい
手の届く田舎
そうだ、田舎へ行こう
To be 田舎時間
無農薬の発見
無農薬の小宇宙
干柿の小宇宙
田舎で働く!食べる!遊ぶ!泊まる!
自分に戻ろう田舎時間、作る、食べる、遊ぶ
作る田舎、流れる時間、田舎時間
労働は楽しく美味しく美しい。田舎時間。
山,川,空,風,人,田舎時間
そこにあった田舎
ニッポンの田舎
無口でモクモク
無口で黙々
日本には田舎がある
僕らには田舎がある
自然と人とつながる週末
大地と人とがつながる
大地への帰省(改行)自分への帰省
大地との対話(改行)自分への帰省
大地との対話(改行)自分との対話
大地と流れる時間
大地に戻る、田舎時間
大地を味わう 田舎時間
大地をつかむ 田舎時間
大地を感じる 田舎時間
大地と戯むる 田舎時間
大地の発見 田舎時間
大地の智慧 田舎時間
大地。 田舎時間。
大地、五感、発見 田舎時間
大地を味わう,田舎時間
大地を味わう週末,田舎時間
地球との休日, holiday with the earth
大地との休日, holiday with the earth
畦道を歩く田舎時間
畦道を歩く
水の音、田舎時間
土の感覚
土の触感
土の食感
五感の帰省
五感のリハビリ、田舎時間
五感で発見、田舎時間
五感回帰、田舎時間
ただいま田舎時間、おかえり田舎時間
ただいまとおかえりなさい、田舎時間
ただいま。おかえりなさい。田舎時間。
おかえりなさい。 ただいま。---- 田舎時間。
リセットする自分
リセットする呼吸
土の上を歩く
田んぼの触感
田んぼの肌触り
田んぼ対自分
田舎で呼吸
深呼吸、田舎時間
自然に学び、自然を味わう週末
週末、田舎時間。
自然を味わう週末
食を五感で味わう週末
都会にはない週末、田舎時間
都会週末、田舎時間
都会生活、田舎時間
田舎時間のある週末
自然、呼吸、週末。
ウィークエンド農夫
ウィークエンドノウフ
ウィークエンド・ノウフ



■絞る
「田舎」=良い、という前提があるキャッチコピーは良くない。「田舎」ってso what?と言われかねない。
例えば、「手の届く田舎」「日本には田舎がある」はダメ。
都会でモヤモヤしている人は何が欲しいのか。ヒントとなるキーワードは「リセット」。何からリセットして何に戻りたいのか。
↓貴山
就職する前(大学生とか高校生とか)に戻りたいのではないか。
就職する時に、これがしたい!という明確な目的を持っている人はあんまりいないけど、働く前は、何か自分の可能性を持っていて、感じていたはず。
↓taro.
もっと前では? もっとシンプルだった頃。

■「田舎時間」で連想されるイメージ
事前アンケートを見ると、「農業」としている人は少なく、自然、ふるさと、ゆったりした時間、かえる、とかが多い。
行く人のアンケートなので、expectationでもあるはず。

■自分に戻ろう、田舎時間 に関して
コピー的にいえば、おまえに言われたくないよ、と感じさせてしまう。

■おかえりなさい。 ただいま。---- 田舎時間。
コピーとしてどうか。行ったことある人にとってはvery good。
今回のキャッチコピーは田舎時間初参加者が対象なのでダメか。

■五感でリハビリ、田舎時間
鈍くさいが、実はいいかも。

■ウィークエンド・ノウフに関して
田舎時間を体現しているのか。対象者が魅力を感じるのか。
コピーとしての響きはいい。
はじめてみた人に意味が通じるのか? 田舎時間とセットが前提だが、すっと流れてしまうのでは?
ノウフという言葉で拡がりを感じるのか? → 一回やってしまう、というのはありか。不評だったら差し替え。
初参加の人が行きの新幹線の中で出したidea。
終わった後、メールで「ウィークエンド・ノウフしました」というようなコミュニケーションが自然にあった。
※「ノーフ」にすると「No 不」にもできる。 → ますます意味が通じないので×。
こういうわけのわからない単語にするときに重要なのは、とにかく露出する。Intervewのときにも、とにかく「ウィークエンド・ノウフしてきました」とか言う。
→ ウィークエンド・ノウフに決定。
→ ノウフという単語が上山側で好意的に受け止められるかどうか確認してから最終決定。


AGENDA 2 田舎時間サポート会員の名称決定

田舎時間を応援する人達(集団)にidentityを持たせたい。
↓がポイント。
・口に出せるもの
・一般の人が引かないもの
・joinしたくなるもの

森林ボランティア」になりませんか?みたいな感じで、「田舎ノーフになりませんか?」みたいな固有名詞作りたい。
上山の人達も参加することあり。例えばダブル井上さんは参加。
記号化したい。意味がなくてもいい。

▼idea
イナジー
いなじー
いな爺
けーくー
けぇくぅ
ケェクゥ
K9
KQ
け組(けくみ)
だべ隊
いな作 (田舎時間を作る人達)
ノーフ
NOFU
nofu
nofee
ツバサ
TSUBASA
とっくりダンサーズ
田舎探検隊
飛脚隊
干柿隊
☆描き隊
田舎タイムトラベラーズ
ダイマーズ
大黒屋
ダイコク
萱滝隊
カヤタキ
楢下隊
新米隊
果汁組
滝つぼ隊
土踏まず隊
畦道隊
新米党
かえる隊
かえるーず
かえるサイクル
かえる自転車
青がえる隊
あまがえる
カエレンジャー
かえる倶楽部
かえる組
かえる党

→ 次回持ち越し

AGENDA 3 活動内容

本日の結論としては、継続型プログラムと、農家紹介+直販リストページ作成、の二つに絞る。

◆◆◆ 継続型プログラム

■1回毎の完結型の労働力提供ではなく、継続型プログラム。
・メンバーのコミットメントが必要になる
・リーダーが必要。チーム制が必要。米チーム、干柿チーム、デリフィニウムチーム等。
・活動が2種類になる。単発型とチーム型。
・チーム型でも、リーダーは固定だけど、メンバーは固定しなくてもOKで、例えばコアスタッフ3名+単発2名。
・農家宿泊も推進。
・畑ベースのチーム制(受入農家を固定)じゃなくて、テーマベースのチームも。高齢者一人暮らし応援チーム、楢下観光活性化チーム、サイクリングコース開発チーム等。
→ テーマベース設置の参加側のニーズはない。義務化はさせたくない。

→ チームリーダーががんばるために必要なもの
・リーダーに対して市がお金出すとか、米一俵出すとか。求められているという感覚が重要。
・農村側からのそこまで積極的なアクションが期待できない場合は、例えば補助金を田舎時間で申請してリーダーに提供する等。
・せめてリーダーの交通費ぐらいは欲しい。県人会からお金をもらう。ただし、お金をもらうからには、ある程度の水準の成果物を出さないといけない。

→ 受入側からも希望あり。
例:1年間通して、土から見て欲しい。

→ 受入側を固定してしまうと嫉妬やひずみが生まれる可能性あり。

→ 参加側からも強いニーズあり。
初参加が終わった時点では、非常に強いニーズあり。だんだん薄れてくる人と薄れない人がいる。
そういうことを明確にしたリクルーティングは?
鏡さんの畑が今どういう状況で、次はどういうことして、みたいのを、鏡さんのところで体験した人に情報を送る。 → 多少面倒なので今はやっていない。


◆◆◆ 直販

■直販で買いたい
買いたい、売りたい、がなんとなくなので、あんまり実績ないので、形を作る。
長期的には田舎時間ブランドを作る。
短期的には直販連絡リストを田舎時間に掲載する。
→ そのためには各農家ページ作る。今のところは農家と消費者が直接コンタクトをとる形として、田舎時間は間に入らない。
→ 量は少ないがすぐに実績が出るはず。買うのが面倒だから(貴山でさえ)買ってないだけ。簡単であれば買いたい。
成功している受入側も固定客が欲しい。田舎時間が購買層としてみなされていないから、農家側もアピールしていないが、購買層として認識されれば声をかけてくる(「米できました〜」など)
tracability・生産情報の発信と絡んで、timelyに生産情報(米できました〜)を吸い上げることはできないか。

■直販応援会社を作る。
直販のポイントは信頼性。
→ 体験ページによって、消費者に擬似農業体験をさせて、信頼性アップ
→ 擬似農業体験=ITだけど、農家サイドのITスキルが低いので、こちらでページも作って、直販システムも作って、マージンをとる。
ホームページ請負業でもある。
商流にも物流にもからまない。マーケティングを受託。
cookpadとも連携。
田舎時間で販売していくのではなく、販促活動の一環。


◆◆◆ 成果物作成

■観光マップを最終アウトプットするまちづくり。
そのための組織作りと資金集め。地元の人を含めたもの。
観光マップだけでなく、美味しい郷土料理100選のようなものも。

■本を出版する。
これまでのホームページのコンテンツにひとひねり加えて、本を出版したい。


◆◆◆ これまでにないイベント

■向こうのお祭りに出たい。
・ローカルのその地区だけの、そういう細かいのに出たい。
・受入側の懐に入りきれてないので、なんとなく実現していない。
→ 実は1度オファーあり。

■作ったものを売るところまでフォローしたい。
東京での山形物産展に田舎時間スタッフが参加する。一緒に売る

■東京時間というニーズはあり。
・向こうは生活を見せることができるけど、こちらは見せられないので、ただの観光ガイドになってしまう。枠組みとしてはあんまりやりたくない。
・東京には来てもらわないで、田舎の方で、東京の生活を見せる。小学校でレクチャーする等。

■受入側との定期的な打ち合わせ
交流会で、必ず場を設ける。田舎を応援する人しか呼ばない。ただお話しましょー、というのはしない。


◆◆◆ 有料会員制

■コミットすることによる満足感
例えば、動物愛護団体に会員で入っていて、月1000円払っていて、それが楽しい、という感覚。
田舎時間企画の強みはユーザー側をおさえていること。

■積みたてファンド
行く人が毎月1000円とか積み立てていって、いざっていうときにはすぐにいける。
リピーターになればなるほど1回あたりのコストが負担になってくる。

◆◆◆ 基本構造

■交通費を安くしたい。
・市とか農協に補助してもらう。
・JRは交渉で料金下がる?
毎回、3万円近く払っていて、8割近くが交通費だとイノベーションしたくなる。
せめて2万円にしたい。 → 農家宿泊すれば可能。 農家宿泊するには農家にもっと明確なメリット提供が必要 → メリットとしては農家紹介ページで十分では?

■受入側に対する目に見えるメリット
・直販で買うは一番わかりやすい。
・農家紹介ページっていうのはニーズあり。直販をやる農家向け。今でもホームページのメリットは大きい模様。
→ 農家紹介ページを、各参加者が作る。書き込みしていく。
・参加費をちょっと増やして、最後におみやげでもらう形としながら、実際は向こうの作物を買う。大相撲の土産みたいなもの。
→ うまく渡せず。お土産代として渡すのもあざとい。

◆◆◆ その他

■足跡を残す。
もともとはちづさんが言ったフレーズ。もともとは、名前とコメントを書いて農家に残しているもの。
→ 上山を訪れた人、上山市民が、これ何?って思う物理的に残るやつ。
・観光マップ
・1坪ぐらい土地を買って、何か植える。参加者は毎回そこに行って何かする。行くたびに干柿植えるとか。絵馬結ぶとか。
・田舎時間シールを家に貼る。番犬注意いたいなやつ。もし初回からやってたら、今でもかなり目立っている。
・シーサーみたいなキャラクターを軒先に置いておく。
→ 次回持ち越し。ぜひやりたい。

■企業の協賛が欲しい
田舎のイメージを持つ会社から広告料をもらう。メセナ活動としても。

■東京で成功した地元出身者とのネットワーク
そういう人を点でひろっていって、それぞれの地元を盛り上げていく。
→ 広告料がもらえるとしたらここから。
戦力になるはず。田舎体験をしたくないだろうけど、上山を応援したい、という人はいるのでは?
→ 県人会で田舎時間のプレゼンテーションすればすぐに集まるはず。観光マップの資金なんてすぐに集まるのでは?

■対専業農家、対兼業農家、対市役所、対消費者、対参加者の戦略マップが必要。

■かかりつけの医者、みたいな感じで、かかりつけの農家。農家と消費者と、双方に緊張感のある新しい関係。
農家と参加者をひもづけてしまうのはどうか。

■参加者側で情報のギャップが出ている。
参加者をレベルわけして、ちょっとレベルアップしたらレクチャーするとか。マスターコースとか。
受入側のプライバシーがあるので組織だってやるときには要注意。

■農家にITサポート
パソコン買ってあげるとか、ADSLセッティングしてあげるとか。ニーズはあるはず。
ケータイベースだったらもっと簡単にできるかな。田舎時間経由の注文をケータイメールで入れてあげるとか。