P2:初の受入側との打ち合わせ

▼▼▼行き新幹線の中で。

田舎時間のコピーを、今まで出た選択肢の中から選んでもらいました。
今回初めて参加した4人の意見がある程度一致したらそれに決めちゃおうと思ってたんだけど、全然一致せず。決められません。
◎印がついたのが一番だと思ったものです。

参加者A:◎「ただいま。おかえりなさい。田舎時間。」○「土の触感」○「土の上を歩く」
参加者B:◎「五感回帰、田舎時間」○「ウィークエンド農夫」○「大地を味わう、田舎時間」
参加者C:◎「自然と人とがつながる週末」○「自然を味わう週末」○「大地を味わう週末、田舎時間」
参加者D:◎「ウィークエンド農夫」○「大地と戯むる 田舎時間」○「五感の帰省」

初参加者からのideaで、おおっと私の興味を引いたのは、全部カタカナにして「ウィークエンドノウフ」。農夫、農婦、know who。
↓の左上の「アスリートインタビュー」みたいな、太くて、短足なフォントで。
http://www.spopara.com/magazine/interview/index.html



▼▼▼初の受入側との打ち合わせ at 公民館

1時間半ぐらいやりました。
出席者(参加側): 貴山、中山、真野
出席者(受入側): 農家A、農家B、他2名

東京側で活動内容をもっと詰めていく前に、皆さんの御意見をお伺いしたい。アドバイスを。
こうして欲しいとか、こうしたらいいんじゃないか、とか、そういうことがあったらぜひ。


▼農家側コメント
・(田舎時間の魅力の一つとして)同じ労働を受入側と参加側が行なうことで、わかりあるものがある。
・宿泊費を下げるために、個人宅を開放してもいい。
・やらせたい作業としてはいくらでもあるが、でも(せっかく来てくれたのに)退屈な仕事をやらせていいかな、という思いがある。
・田舎時間参加者は、労働力として、もちろん慣れてないけど、役には立っている。
・労働力として役にたつときと、あまりたたないときとがあるが、参加者が邪魔になっている、という感覚はない。
・たくさんの人手が必要な時は、わざと収穫を土日にあわせていることもある。
・都会の状況(生活)を聞ける=都会と田舎の生活は違うという感覚を持つ、というメリットはある。
・「個別農家の宣伝ページを作るというideaはどう?」という貴山質問に対して。
→ 直販のチャネルとしては期待していないが、Aを宣伝してもらうというメリットはある。Aの作るラフランスを食べたい、という消費者が一人でも増やすことがゴール(そういう人が見れるページがあれば良い)
→ 例えば、Bのお米を直販で買ったお客さんが、無農薬という事が具体的に実感できる写真とかを見れるページがあれば、それはすごい助かる。
・田舎時間が連れてくる参加者(及びその家族等)が、固定客になってくれればメリットある。例えばBから米を1年間買う。
・「継続型プログラムはどうですか」、という質問に対して、「そっちの方がいいと思う。」
→田んぼでもいいから、一枚借りちゃえばどうか。収穫して、販売までしてしまう。そういうのはどうか。

▼農家以外の受入側コメント
・上山の宣伝をしてもらえる、というメリットはある。
・農家の人が、都会の人の文化というか、風を感じて、自分の農家の事業に役立てて欲しい、という思いがある。
→ まだ成功していない、という農家のところに行って欲しい。でも、そういう農家は、家の中を見られるのも恥ずかしい、という思いがある。
・交流そのものがトレーニング。都会の人間と交流するのになれていない。
・一つの農家に行くことが、1回で終わってしまうというのは、裏切りのような気持ちがある。おがみたおせば1回は受け入れてもらう事は簡単だが、1回で終わってしまうと、「うちが悪かったのかな」「なんか利用されたのかな」と思われてしまう可能性があるのがこわい。
・温泉宿との協力体制を作ったらどうか。 → 行政とも協力して。
兼業農家ほど、労働力は欲しいはず。土日しかないから、土日は一人で必死でやってることがある。
→ 農家のロマンのような話は聞けないと思う。
→ でもそこでサポートできれば、サポートしてる!という感覚を持てるメリットが参加者にはある(by参加側)。

▼参加側コメント
・継続型の場合、体験していって、最後、収穫したものを自分で買う、というのがポイント。
兼業農家のところに行くなら、専業農家の農家のロマン(真剣さ)を感じる、というメリットが減ってしまうので、それに代わる何かを考えないといけない。


▼貴山が考えたこと。 ※議論したのではなく、議論の内容を受けて、実現性はともかくideaとして考えたこと。
・こういう農家との対話の場を持つことがもっと必要。
・農家と参加者をひもづけてしまうのはどうか。農家Aのところには参加者Aグループが必ず行く、とか。
・交流会で、必ずこういう場を設ける。都会からの参加者は、田舎時間を応援してくれる人に限定。ただお話しましょー、というのはしない。
・対専業農家(成功者)、対専業農家(高齢者一人暮らし)、対兼業農家、対市役所、対消費者、対参加者の戦略が必要。
・かかりつけの医者、みたいな感じで、かかりつけの農家という関係。いつもそこから直接買う。農家と消費者と、双方に緊張感のある新しい関係(by真野)。
・参加者を、初回参加者とリピーターで明確に区別する。